講義内容

今後、カリキュラム編成が変更されることにより、内容や科目名、実施学年の変更が予想されますが、2016年度は以下の講義・実習を実施しています。それぞれの科目について、その目的や内容などを、来年度以降実施する内容も含め概説します。詳細は大学ホームページにある、カリキュラム一覧や、シラバスを参照してください。

■医学部1年次「医療人入門」

・医療人として必要な態度、倫理観などプロフェッショナリズムの基礎を身につけるとともに、「健康」とはなんであるかを学び、自らが健康な生活を送るために必要な知識およびスキルを身につけられるようにする。

・また、病院で働くさまざまな職種の人々について学ぶことにより、将来医師となったときに必要な多職種連携の基礎的態度を形成する。

・入学直後に合宿を実施する。さらに、1年次前期は講義と実習(ライフスキル実習:学内の各部署を訪問し取材を行う、調理実習を行う、体力測定を行う)、また、実習内容の報告会を実施する。

■医学部2年次「医学・医療と社会」

・1年次で学んだ自らの「健康」についての知識やスキルを基礎とし、健康増進・疾病予防について、さまざまな視点から学ぶ。

・また、大学病院を受診する患者のみならず、社会で生活する患者の実態についても実習から学ぶことを目的とする。

・3年時以降で学ぶ、社会医学系科目の基礎的知識や概念を身につける。

・2年次前期の講義、後期の実習(外来案内実習、学外体験実習)を実施する。

■医学部3年次「衛生学(医学・医療と社会)」

・2年次までに学んだ、社会における健康増進や疾病予防の重要性を基盤とし、以下の内容について詳細に学ぶことを目的とする。

○地球環境と、人々の生活、そして健康、疾病との関連(環境保健)

○子どもを取り巻くさまざまな環境が、発育・発達に与える影響(環境保健、母子保健)

○働く人の環境や労働内容が、身体的、また精神的健康に与える影響(産業保健)

○働く人を守るためのさまざまな法律など(産業保健)

○食品の安全を守るための法律や仕組みなど(食品保健)

○栄養や食生活が健康、疾病に与える影響など(食品保健)

○地域におけるさまざまな健康課題の記述と、その解決に向けた取り組み(地域保健)

・上記について、3年次前期の講義を実施する。

■医学部3年次「医療と倫理1」

・医療をめぐるさまざまな倫理的問題、また社会的、法律的問題について、その問題の当事者のみならず、さまざまな立場から議論し、多様な視点から問題をとらえることを目的とする。

・テーマによっては、まだ社会的なコンセンサスが得られていないものもあるため、医療者として、さまざまな立場の意見を考慮したうえで、どのような判断を下せるのか、シミュレーションできることを目的とする。

・そのために、学外体験実習として介護老人保健施設などでの実習を行い、高齢者をめぐるさまざまな問題を、入所者やそれぞれの施設の職員とコミュニケーションをとることで実感する。

・上記について、3年次前期の講義と上記実習を実施する。

■医学部2年次「基礎医学セミナー」

・衛生学講座スタッフにより、講座で実施している研究に関連した調査、研究を実施し報告する。

■医学部3年次「社会医学実習」

・地域包括ケアや地域医療、母子保健などの現場での実習に加え、HIVに関する健康教育や、ホームレス支援、アルコール依存症支援など、社会のさまざまな場所で、医療がどのようにかかわっていけるのかを実習により学ぶことを目的としている。